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理事 中野益宏

  • 理事 中野益宏
  • 2011年6月16日に理事、情報・分析部長を拝命しました中野益宏です。

    東日本大震災により亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々、福島第一原子力発電所の事故で避難されている方々に謹んでお見舞い申し上げます。

    福島第一原子力発電所の事故は、原子力に携わって来た我々にとって、自分達のこれまでの業務に関して痛烈に反省を促すものでありました。また、早期の事故の終息、事故からの復旧、ノーモア「福島第一事故」、失われた原子力の信頼回復などの命題が提起されています。

    エネルギーセキュリティ、地球温暖化防止、経済活動の復興といった諸課題を考えますと、まだまだ自然エネルギーだけで対応できる段階ではなく、原子力発電所の安全性を高めて有効に活用していくことが必要と考えています。

    福島第一原子力発電所の事故時のプラントの状況や運転員の対応の様子などが東京電力から公表され、また、日本国政府やIAEAなど様々な組織からLesson learnedが出されています。これら種々の情報を分析・整理し、原子力発電所の安全性を高めるための取組みに活用していくことによって、第二の「福島第一事故」を防止することに貢献したいと考えています。また、電力会員のニーズに応じて、INPO、WANOなど海外機関を通して諸外国のシビアアクシデント対策の状況などの情報を入手し、安全対策の検討に活用してもらえるように提供していく所存です。

    これまで同様、国内外のトラブルなど運転経験情報を集約・分析し、トラブルの再発防止に活用されるよう電力会員に提供する他、発電所運営実績評価、根本原因分析活動の支援など原子力の信頼回復の一助となるよう活動していきたいと思っています。

    原子力発電所の安全性向上など福島第一事故に関する取組みは、今後二度と放射性物質を環境に放出するような事故を起こさないという強い決意を持って、原子力産業界全体で連携を取って全力を挙げて取組むべきものであり、我々も微力ながら原子力発電所の安全性向上、信頼回復に貢献できますように積極的に活動していく所存でありますので、皆様方のご指導、ご支援よろしくお願いいたします。

平成23年7月1日
情報・分析部長 中野益宏