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1.平成22年1月18日(月)の実施内容
(1)講演「JR東日本の安全の取り組み」
JR東日本パーソネルサービス 総合研修センター本部 運輸研修部長 佐藤 寿 様から、冒頭に「講演内容から使えそうだというものがあれば、是非皆さんの職場でも活用して欲しい」とのお話があり、次の内容についてのご講演をいただきました。
- 鉄道の特性と安全の仕組み
安全の仕組みを確立するには、まず鉄道の基本的特性を正確に捉えることが重要であること等についての説明がありました。
- 安全確保のため鉄道従事員心構えについて
鉄道の安全確保のために社員に教育している内容の一部について紹介がありました。
- 研修で学んだことを職場で活かす
イメージトレーニングや管理者の安全に関する心構え等について説明がありました。
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(2)運転シミュレーター訓練及び実習棟の見学
運転手が実際に訓練で使用している運転シミュレーターを受講者に体験していただき、運転シミュレーターの訓練のポイントについて説明をいただきました。また、実習棟の見学し、鉄道信号などの仕組みや閉そく等についての説明をいただきました。
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2.平成22年1月19日(火)の実施内容
(1) 体験学習
JR東日本総合研修センターの実習線等において、指差呼称などの基本動作訓練や踏切内での緊急時対応訓練や踏切事故における列車の緊急停止訓練など、JRにおける豊富な現場経験に基づいた体験学習を行っていただきました。
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基本動作訓練の様子
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列車防護訓練の様子
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(2) 「事故の歴史展示館」の見学
JR東日本総合研修センターにある「事故の歴史展示館」見学し、過去の事故の教訓に関する説明をいただきました。
(3) セミナー内容の振り返り
セミナーの内容を振り返り、参加者が各職場で役に立つ内容についてグループ討議及びグループ発表を行い、セミナー内容の理解を深めました。 |
3.アンケート
セミナー終了後のアンケートでは、
(1) 講演について
- 実際に起きたヒューマンエラーの事例を取り上げ、問題点の解説並びに対策案などを分かり易く説明していただいたのは、非常に興味深い内容であった。
- JR東日本の安全への取り組みは、大変愚直な位の熱意を感じた。会社に戻って、声を出すことに大切さ、自ら考えさせる教育を深めていきたい。
(2) 体験学習について
- 実体験をして、電車の運転の難しさ、色々な安全確認が必要なこととやっておられることが解った。
- 訓練は大きな声を出してやる。というのが良い。言い出す仕組みの基本かもしれない。
(3) その他
- 今後も是非、今回の様な機会を多く作っていただきたいと思います。
など、多数のご意見をいただきました。
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以 上 |