日本ヒューマンファクター研究所 所長 黒田 勲 氏の講演
●安全と経済、社会動性の関連など、興味深い話が聴けました。また、私もこれからの企業のあり方とは?と考えています。日本的→国際的の変化の中、個人、企業、社会の仕組みの変化への対応が有効か、経営的な対策が個人の幸せになるのか。国民性の変化と、システムの変化の要求がバランスを保つために何が有効か、次回にでも先生の考えを聴かせて頂ければと思います。ありがとうございました。
●最近の「安全」に対する認識について、疑問、懸念が提示され、非常に共鳴を受けた。大きく状況が変わっていく中で基本とすべきところを大切に取組んでいきたい。
●原子力における安全が、複数あるとのご指摘は、非常に納得させられ、我々のような製作メーカーでは、安全=作業員の安全ととらえて、考えがちであり、全体としての安全まで意識が向かないので、安全に対する考え方が変わった。
●「安全は存在しない。存在するのは危険。安全とは一人ひとりが力を合わせて作りだす物である。」「安全第一なら第二、第三は何か」「日本の原子力安全は安全文化の根源に立ち帰って見直す必要がある」が印象深い。今後の考える視点を得た気がする。
●幅広い視点から、原子力業界の“安全”への姿勢などを鋭くついておられ、自分自身の行動も含めた安全文化への取り組みの参考となった。また、日本の原子力がこのままでは衰退するのではないかとの問いかけも日頃感じている事でもあり、何とか食い止め、誇りをもって社会へ発信して行く必要性を感じた。
株)JALインターナショナル 品質保証部 品質マネジメント室 ヒューマンファクターグループマネジャー 渋江 尚夫 氏 氏の講演
●「4M」+2Mについて、大変参考になりました。現場を担当する者として、今後の一つの手法として、品質維持・管理の目安に出来ればと思います。「No Blame Culture」については、今後国内に広がって欲しい風土であると思います。ある意味、逆風の状態であるにも拘らず、採用した御社に期待します。
●JALの整備部門の安全管理体制の構築を実際に進めている部分としての紹介であった。信頼回復するためにミィーダ(MEDA)を活用している事例は電力部門として根本分析を導入する場合に非常に参考となるものと考えます。JALさんの意気込みが感じられました。
●ヒューマンファクター・アドバイザーというものは即効性といい、良いシステムだと思いました。
●トラブル発生からの信頼回復として、生の発表を聞かせていただき、大変参考になった。内容的にも、今後の活動にも十分、当社の活動にも活かせるものであり勉強になった。
●“仕組み作りと仕組みを支える基盤作り”ポイントは身の丈にあった仕組みであること。→正常に機能する仕組みであること。要因分析については、潜在要因の抽出も重要である。-インタビューアーの力量。なぜ?を繰り返す事で真の要因を把握することが重要。トップコミットメントとして明確な方針の提示とNo Blame Cultureを打ち出す。など興味を持った。
など、多数のご意見をいただきました。 |