早稲田大学理工学術院 経営システム工学科 教授 小松原 明哲 氏の講演 ●単にヒューマンエラーに対する対策やルールを紹介するのではなく、ヒューマンエラーの背景にあるもの、考え方を中心に紹介していただき、自分達の事業所の特徴を踏まえ、どのような対応をとっていけばよいか、考える良いきっかけ、ヒントになったと思います。「〜にくい」ものの調査は実践したいと考えます。
●ヒューマンエラー防止について人間特性にさかのぼって考えることの重要性を感じた。特にルール、手順は常にその意義を問い、環境の変化等で意味を失ったルール、手順は速やかに見直さなければ、ルール遵守意識の形骸化に繋がるのではないかと感じた。
●失敗して覚えることが許されない現在では、危険やエラーを明確にして教育していくことが重要だと思います。先生のまとめに共感を覚えました。
国土交通省 東京航空局東京空港事務所 航空管制官 駒井 繁利 氏の講演
●職場の第一線で苦労されていることが感じられた。小松原先生の講演の実技編というとらえ方もでき、組み合わせも良かったと思います。プロが変化に弱い、プチ成功の連続はリスク感度を鈍くする等示唆に富んだ説明も良かった。
●航空業界と原子力業界の類似性を思い、航空業界の経験は我々の業務で見習う事は多いと感じた。歴史の長さから、航空業界が先行した部分は多いと思う。
●現場での実体験と客観的なデータを組み合わせた説得力のある内容であったと思います。「航空会社の苦悩」と言う状況は、現在どの企業にも当てはまり、その様な中、安全を維持していくのは大変だと思います。社会全体で、安全に対してはもっとコストをかけるべきという認識を共有する必要もあると思いました。
など、多数のご意見をいただきました。 |