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株式会社 東芝 京浜事業所にて
第88回安全キャラバン(臨時安全キャラバン)を実施
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 平成18年10月13日、神奈川県横浜市鶴見区にある株式会社 東芝 京浜事業所において、第88回安全キャラバン(臨時安全キャラバン)を実施しました。

安全講演会

 安全講演会には株式会社 東芝 京浜事業所の社員112名が出席されました。 

  講演会の冒頭、株式会社東芝 執行役常務 電力システム社 社長 佐々木則夫様から
「本日は安全キャラバンということで、日本原子力技術協会の石川理事長、金沢工業大学の札野先生にお出でいただき、ありがとうございます。我々が今回体験していること、原子力の不適合事項ですが、これはいわゆる改ざんでありまして、我々がこれから先いかに取り組むか、また、活動を行っていくか、ということに対して、本日は、1つでも2つでも我々の活動の中に活かせるものを見つけて行く、という姿勢で聞いていただきたい。 日本原子力技術協会の方々には、昨日から来ていただき、流量計試験設備の現場を見て、どういう状況で起こったかを見ていただきました。これをもとに、示唆に富んだお話しが聞けるものと思っています。我々が起こしてしまった事件に対して、どのように考え、行動していったらよいのか、調査、報告等を行い、我々の意識はいろいろな意味で変わってきていると思っています。変わってきてはいるが、まだまだ心理的な面からも、知識的な面からも、固定した枠の中で考えがちになっているところもあると思っています。そういったところを今回の安全キャラバンの中でいろいろお話を伺い、また違った切り口でお話をいただき、ぜひ新鮮な気持ちで心を新たにするとともに、今後の我々の1つの糧にしたいと思っています。ぜひよろしくお願いします。」 とのごあいさつを頂きました。

 ご挨拶の後、日本原子力技術協会の石川理事長から講話を行い、引き続き、金沢工業大学 工学部 教授 札野 順 様から「元気の出る技術者倫理 −技術者が共有すべき価値とは何か−」と題して

1.技術者・研究者の倫理とその特殊性

2.技術者倫理と企業/組織倫理

3.技術者倫理と価値共有プログラム

4.提言:価値共有を目指した技術者倫理プログラムの構築に向けて

などの貴重なお話を頂きました。

講演会終了後のアンケートでは、
●いくらりっぱな行動基準、システムがあっても、実践にそぐわなければ、無意味である事を理解出来た。また、日頃から技術者倫理に関する価値観を持つことが、重要であると感じた。一企業から見た価値観にとどまらなく、世界的に広範囲の立場に立って倫理観を持つことで、適切な判断が得られると思った。東芝京浜事業所の全ての人が技術者倫理に関する同様の価値観を持つことが出来れば理想だが、今回の教育を受けて一歩でも理想に近づけるように私なりに努力していきたい。

●大変貴重な講演誠にありがとうございました。「技術者倫理」という観点を様々な角度から切り込み、色々な考え方が出来るものだと“気付き”の点からも大変参考になりました。確かにとかく「技術者倫理」を徹底させようとすると、コンプライアンス型となってしまい、どちらかというと「縛る」「拘束する」方向へ陥りがちですが、今後は価値共有型に出来るだけ近づけるように、日々の業務のしくみのあり方についてグループ員の方々ともディスカッションしていきたいと思います。

●非常に有益なご講演を頂きまして、誠にありがとうございます。技術者倫理の重要性について改めて認識させられると同時に内外においてずっと以前から、技術者倫理の維持向上を図るための取り組みが成されていることを知り、非常に感銘を受けました。私どもの現場においても倫理教育が無かったわけではありませんが、その様な世間の情勢にややもすれば遅れを取っていたのではという気がしないでもありません。今でこそかなり挽回しているとは思いますが、今後も倫理教育が等閑になっていかないように不断の努力が必要だなと感じました。


などのご意見がありました。

安全情報交換会

安全情報交換会の様子

安全情報交換会では、株式会社 東芝 京浜事業所 所長 清水 保弘様から「流量計不適切問題に対する取り組み状況について」紹介がありました。また、株式会社 原子力安全システム研究所 社会システム研究所 作田 博 様においでいただき、「倫理問題に直面した時のチェックポイント」について詳しくご紹介頂きました。 紹介の後、上記の取組みについて意見の交換を行いました。


注)今回の安全キャラバンは、鞄月ナ殿からの要請により実施したもので、臨時安全キャラバンと言います。

以 上

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