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株式会社 東芝 磯子エンジニアリングセンターにて
第77回安全キャラバンを実施
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平成 17年10月18日、横浜市磯子区にある 株式会社東芝 磯子エンジニアリングセンター において、第 77 回安全キャラバンを実施しました。

安全講演会

安全講演会には、東芝および関連会社の社員 約 100 名の方が出席されました。

講演会の冒頭、 東芝 磯子エンジニアリングセンター長の林 和夫 様 より「 磯子エンジニアリングセンターは原子力専門のエンジニアの集団であり、安全を最優先する取組みを心がけている。組織としての安全文化の定着・維持には常日頃からの技術知見の習得と自身の安全意識の定着に加えて、グループ企業や取引先を含めた広範囲での安全に対する価値観の共有が必要である。このキャラバンを利用して安全の価値を改めて考え、グループとしての共通の認識を持つ機会として役立てたい。 」とのご挨拶を頂きました。


安全講演会の様子

ご挨拶の後、NSネット事業部長より、 日本原子力技術協会の活動方針や NSネット事業部の活動状況 を紹介し、引き続き、 金沢工業大学 科学技術応用倫理研究所 研究員の大場 恭子様 より「 原子力における技術者倫理 」と題してご講演頂きました。

講演会では、

●原子力は一般の人に分かりにくい技術である。製品である電気は目に見えないし、反応などそこで何が起きているかも見えない、また放射線も見えない。そうした中、一般の人たちが一番感じることができるのは、原子力に携わっている人であり、それの組織体である会社であるという事を原子力に携わる者は認識しないといけない。
●原子力の事業に携わっているという事は社会的にどういう意味があるのかを考え、原子力の特徴をきちんと理解した上で、社会に対して誇りと責任を持つことが、原子力技術に携わる者としての倫理だと思う。そして一般市民の方から専門家に答えてほしいと投げかけた問いかけに対して自分の言葉で答えていくという姿勢が重要である。
●倫理は、だれもがよりよく生きるために、自分の行動をどういう風にしたらいいか、どうすれば周りも含めて自分がハッピーなのかということを考えて、それをきちんと実行していく能力のことである。
とのお話をいただきました。

講演会終了後のアンケートでは、

非常に精力的な講演で、興味深く拝聴させていただきました。「技術者倫理」というタイトルから想定された抽象的なイメージとは一味異なる内容で、具体的な事例紹介や各機関の紹介等から技術倫理に対する理解・意識をかなり深めることができたと思います。

コンプライアンスはよく言われており自分の行動については考えているつもりであるが、こういう講演という形で考えたのは初めてであり、認識を深める良い機会であった。
倫理という一見難そうなテーマではあったが、普通の言葉で当初予想していた講演と全く異なるアプローチでの取り組みについて話をされて感心した。

などのご意見をいただきました。

安全情報交換会

安全情報交換会の様子
 

(1) 取組み紹介と意見交換 

 

安全情報交換会では、原燃輸送梶@総務部 マネージャー駒木根 裕一 様においで頂き、原燃輸送における安全意識の向上推進や、組織風土の更なる改善への取組みなどの活動について詳しくご紹介頂きました。また、東芝原子力品質保証部長 矢作 強 様からは、設計から調達、製作、現地工事及び不適合発生時の是正・予防処置に至る全プロセスを統合した品質保証体制を構築して品質向上活動を実施していること及び各プロセスで進めているコミュニケーション促進、コンプライアンス徹底などの活動について紹介がありました。

その後で、上記の活動や取組みについて情報や意見の交換を行いました。

(2)その他

NSネット事業部の有する原子力安全文化醸成に関するデータベースや情報などについてNSネット事業部より紹介しました。



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以 上

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