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中部電力株式会社 浜岡原子力発電所にて
第 76 回安全キャラバンを実施

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  平成17年9月28日、静岡県御前崎市にある中部電力 浜岡原子力発電所 において、第76回安全キャラバンを実施しました。

安全講演会

  安全講演会には、中部電力および関連会社の社員約 90 名が出席されました。 講演会の冒頭、中部電力兜l岡原子力発電所長 石原 準一 様 より「 浜岡原子力発電所では安全最優先を取組んでいるが、これで満足、よくやったという慢心は禁物であり、常に安全を向上させていくことが大切である。本日のキャラバンは、今までのやり方と今後の取組みについて今一度考え、今後の安全性向上につなげていくいい機会である。 」とのご挨拶を頂きました。

講演会の様子

ご挨拶の後、NSネット事業部長より、日本原子力技術協会の活動方針や NSネット事業部の活動状況 を紹介し、引き続き、日本ヒューマンファクター研究所 品質保証研究室長の 渡利 邦宏様 より「 安全とヒューマンファクター 」と題してご講演頂きました。


渡利  邦宏 氏

講演会では、

○安全を考える上で人間の情報処理の特徴を知る必要がある。人間は単一情報処理系であり、この処理能力は意識水準により大きく異なり、適度の緊張がある場合がエラーの発生確率を極小化できるが、その状態は長続きしない。
○人間とは最初からエラーをしようとして行動するものではなく、エラーは人間の自然な行動の一部であるとの認識、前提でエラーの発生をできるだけ少なくする工夫が必要である。
○ 連続事故の構図としては、まず成功の歴史があり、過去への過信、慢心、おごりが芽ばえ、事故が発生すると偶発と考え、問題意識を持たない。次に事故が起こるとミスは現場の問題であり、まだ大丈夫との意識を持ち、消極的対策に終わる。この繰り返しで事故が再発していくと自分は関係ないとの意識をもち、社員意欲の低下が起こり、大事故へと進んでいく 。従って

@過去の栄光・慢心・おごりを捨てる。
A失敗(ネガティブ)の経験を再発防止(ポジティブ)に生かす。
Bトラブルを他人事と考えない。
C上下の隔てなく、率直に意見が言える風土を築く。
D企業にとって、安全が最優先と考える。
が重要である。 とのお話を頂きました。

安全情報交換会

安全情報交換会の様子
(1) 取組み紹介と意見交換 安全情報交換会では、日本原子力発電梶@敦賀発電所から副所長の前川 芳土 様においで頂き、敦賀発電所における安全意識の向上や、技術伝承・維持・向上への取組み、協力会社との対等なパートナーシップの醸成などの活動について、詳しくご紹介頂きました。 また、中部電力からは、協力会社との一体感醸成や業務運営の透明性向上の取組み、原子力研修センターでの教育、訓練による技術力の維持・向上や過去のトラブル事例品等を陳列した「失敗に学ぶ回廊」による現場経験の伝承について紹介がありました。 その後で上記の活動や取組みについて情報や意見の交換を行いました。
(2)その他
NSネット事業部の有する原子力安全文化醸成に関するデータベースや情報などについてNSネット事業部より紹介しました。


以 上
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