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平川 一郎 氏 |
講演会では、
浜岡原子力発電所で発生した幾つかのトラブルから得られた教訓、安全運転のため取り組んできた事例などをご紹介いただきました。
『 技術力の維持・向上として、浜岡サイト内の研修センターに「技術伝承室」を設置している。これは「失敗に学ぶ回廊」と名付けられ、過去に発生したトラブル事例に関する経験(失敗の経験)を確実に伝承することを目的としている。
運営の透明性拡大としては、地元の方々をはじめ一般の方々を対象にインターネットを活用した情報発信や見学会などを行っている。
不適合情報の共有化については、不適合情報を共有化するため「保全情報等確認会合(CAP会合)」を 毎朝開催している。この会合では発電所長をはじめ、各部長や主任技術者、筆頭課長および、社長の直属組織である経営考査室の浜岡駐在部長も出席し、トラブルになる前の兆候段階での不適合情報について共有化している他、必要に応じて処置方針や対応状況の確認を行っている。
当所における安全を守るための取組みについてご紹介したが、今後も信頼 される安全な原子力発電所を目指して取り組んでいく所存である。 』とのお話をいただきました。
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