安全講演会 |
安全講演会には、電源開発(株)及び協力会社の社員約50名が出席されました。
講演会の冒頭、電源開発(株)執行役員 原子力事業部長 日野 稔氏より、「当社が計画しています大間原子力発電所は、今年の3月に改めて設置許可申請書を提出し、今まさしく再スタートしたわけですが、そのスタートの際に、安全の最優先を再確認し、地域、社会から信頼され安心される大間原子力発電所を全社一丸となって目指し、実行しているところであります。
本日は神戸製鋼所の品質保証室長をされております赤阪様よりご講演を頂き、我々の今後の安全・品質保証活動に有効な情報をいただけるものと考えております。この場をお借りし、NSネット及び赤阪様にお礼申し上げます。」とのご挨拶がありました。
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講演会の様子
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ご挨拶の後、NSネット町田事務局長よりNSネットの活動を紹介し、引き続き、叶_戸製鋼所 機械エンジニアリングカンパニー エンジニアリング事業部 安全品質環境管理部 品質保証室長の赤阪 耕一 氏より、「高砂機器工場における安全活動について」と題して、ご講演いただきました。
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赤阪 耕一 氏
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講演会では、
叶_戸製鋼所の概要紹介を行うとともに、機器製造工場における主な安全活動、品質保証活動について、経験談を交え具体的内容をご紹介頂きました。
『災害が発生すると、「なぜ予見できなかったのか」、「危険予知していなかったのか」ということになる。そこで当社では点の改善ではなく面の改善を行う為に、全従業員が参加したリスクアセスメントを実施している。その結果に基づき、リスクレベルを評価し、リスクの高い作業については、対策の検討を行い・実行している。また、ヒヤリハット抽出活動も行っている。発生したヒヤリ、仮想ヒヤリを含め、毎月800〜1000件の報告がある。さらに、「ご安全に」挨拶運動、「一人KY」の励行、若手・ベテラン社員の対話会等の安全活動を行っている。
また、品質保証活動についても手順を確立し徹底して行うことが重要で、基本的には作業安全と通じる所がある。』
とのお話をいただきました。
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講演会終了後のアンケートでは、
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安全活動は行動を起すことが重要と考えていましたが、本日のヒヤリハット抽出活動は安全行動の有効な手段であると感じた。 |
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現場における安全活動について、作業者への浸透状況等の分析、活動をマンネリ化させないための工夫が聞けて有意義であった。また、災害を少なくするためには、このような工夫を継続的に行っていく必要があることがわかった。 |
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安全活動と品質保証活動の基本は同じであることがわかった。 |
などのご意見をいただきました。 |
安全情報交換会 |
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安全情報交換会の様子
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佐野 博朗 氏
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安全情報交換会では、電源開発(株)よりご要望があった日本原子力発電梶@東海第二発電所における相互評価で良好事例として抽出された「緊急時一斉同報ファックス、専用電話による通報・連絡」について、日本原子力発電株式会社 東海発電所 総務課副長 佐野 博朗 氏においでいただき、より詳しく紹介頂きました。
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主な情報・意見交換として、
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他電力と比べてこのシステムの特徴と言えるところはどこですか。 |
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社内関係者への第一報を発電長(当直長)による音声(録音)で伝えるため、事象の概要を迅速に伝えることができるところです。 |
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一斉同報の内容について社外から問い合せ等があった場合、どのようなルートで確認しますか。 |
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中央制御室に直接問い合わせすることはせず、必要な場合は緊急対策室にある連絡デスクへ電話をかけて情報を確認するルールとしています。 |
などがありました。
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以 上
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