安全講演会 |
安全講演会には、原燃輸送(株)の社員約40名が出席されました。
講演会の冒頭、原燃輸送(株)代表取締役社長 金子 孝二氏より、『本日の安全キャラバンでは、松本先生の企業倫理に関するご講演をはじめ、富士電機システムズ殿の良好事例紹介や情報交換会が予定されております。 原燃輸送(株)は、平成10年に輸送容器中性子遮へい材のデータ改ざん問題を経験し、バックエンド事業に大きな影響を及ぼしたことから、その教訓を活かし、輸送の「安心」と「安全」の確保や企業倫理の向上に取り組んでおります。 企業倫理については、日頃からの継続的な取組みが最も大切であり、また、本日の安全キャラバンも安全向上に資する良い機会にしたいと考えております。』
とのご挨拶がありました。
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講演会の様子
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ご挨拶の後、NSネット町田事務局長よりNSネットの活動を紹介し、引き続き、経営倫理実践研究センター 専任講師の松本 邦明氏より、「好倫理体質の構築に向けて」と題して、ご講演いただきました。
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松本 邦明 氏
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講演会では、
時代の潮流が変わり、経営の基本軸を見直す必要が出てきていること、経営倫理をめぐるアメリカ、欧州、国際機関および日本の動向、好倫理体質の構築に向けての仕組みやチェックポイント、人間の心理と個人・組織の倫理の関係等について
具体的なお話をいただきました。
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講演会終了後のアンケートでは、
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企業活動と倫理について、ピンとこなかったが、その重要性についてよく理解することができた。物質的豊かさを第一義として追求してきた日本が忘れた、公、モラルの欠落とも関係がありそうだと思いながら聴講した。時宣にかなったいい話だった。 |
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心理面から捉えた企業倫理の話では、個人の倫理が企業の倫理に深く影響していることが良く分かった。 |
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「経営倫理の実践ステップから見たチェックポイント」が具体的に明示されていてわかりやすかった。 |
などのご意見をいただきました。 |
安全情報交換会 |
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安全情報交換会の様子
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斉藤 修一氏
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岡本 良一氏
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安全情報交換会では、原燃輸送(株)殿からのご要望により、相互評価で良好事例として抽出された『ヒヤリハット提案活動における工夫された報告シートの活用』および『トラブル発生時QICSにおけるトラブル情報の伝達オンライン化・一元化と対応の迅速化』について、富士電機システムズ 総務部総務課 課長補佐 斉藤 修一 氏、富士電機システムズ梶@品質保証統括部 岡本 良一 氏においでいただき、より詳しく紹介頂きました。
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主な情報・意見交換として、
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約4,000名の事業所の中からヒヤリハットの件数が最大で約700件/年も出るとは驚きました。これだけ多くの件数を得るために工夫された点があれば教えて頂きたい。 |
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ヒヤリハットの件数は、職場のリーダーの取り組みが大きく関係すると考えています。特に現場の管理者の協力が、多くの件数につながると考えています。 |
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QICSシステムの情報は社員誰もが全ての情報を閲覧できますか? |
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全員の閲覧が可能です。なお、製造工程情報など顧客のニーズの高い情報は、将来的には顧客先からのアクセスもできるように考えています 。 |
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本システムの運用に関して社内のルールはありますか? また、システム導入前からクレームに対する社内ルールはありましたか? |
○ |
重大事故の情報については社内規定で本システムを用いて管理することを明確に定めています。なお、クレームの対応についてはシステム導入前からルール化されていました。本システムのWeb機能を用いることで迅速な対応に役立てています。 |
などがありました。
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以 上
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