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関西電力(株)美浜発電所にて
第46回安全キャラバンを実施

 平成15年1月30日、 福井県三方郡美浜町にある関西電力(株)美浜発電所において、第46回安全キャラバンを実施しました。

 

安全講演会

 安全講演会には、 美浜発電所の所員及び協力会社社員他 約70名が出席されました。
講演会の冒頭、 美浜発電所長 小鍜治 市造 氏より「法令遵守(コンプライアンス)と風通しの良い職場作りは非常に重要な課題の一つと考えている。今日は金沢工業大学の札野先生にご講演頂いたり、情報交換するという非常に良い機会に恵まれたので、これを通じて「自分としてはどうするか」について考え、有意義なものにしたい」とのご挨拶がありました。

 

講演会の様子

 

 

 

 挨拶の後、NSネット田中部長 よりNSネットの活動を紹介。引き続き、 金沢工業大学教授 札野 順 氏より「企業倫理プログラムの構築に向けて -技術者倫理と価値共有-」と題して、技術者倫理に関するケーススタディなども含めてご講演いただきました。

札 野 順 氏

 

 

講演では、
・倫理というものを突き詰めていけば、様々な価値(例えば、安全、コスト、技術の新規性etc)の間のバランスを取ることであり、これが倫理的な問題の解決になるのではないか。
・組織は、倫理的な技術者がwhistle-blowをしなくてもよいような価値共有を目的とする企業倫理プログラムの構築していくべきである。
・企業倫理プログラムの構築は、非常に効果的なリスク・マネジメントであり、倫理プログラムの構築に要する費用は、企業倫理に関連する事件・事故・不祥事が与える損害に比べ僅かであり、大局的長期的に見れば、倫理プログラムの構築は儲かるものである。
などのお話がありました。

 

講演会終了後のアンケートでは、
●倫理的意思決定は企業の最重要な危機管理であり、意思決定のための方法を大いに参考にしたい。
●倫理・価値についての原点を振り返る機会が出来たことは大変有意義であった。
●倫理とは様々な価値の間のバランスであるという話から、皆が同じ絆を持つこと、つまり「価値共有」が重要であることがよく理解できた。

など、多数のご意見をいただきました。 

 

安全情報交換会

 

 

 


安全情報交換会の様子

 

 

西 村 信 和 氏


河 口 恭 寛 氏

 

 

安全情報交換会では、関西電力(株) より要望があった 北陸電力(株) 志賀原子力発電所 における相互評価の良好事例 「線量管理が確実に行なわれる仕組みの確立及び定着」 について、北陸電力(株) 志賀原子力発電所 安全管理課 西村 信和 氏においでいただき、より詳しく紹介頂きました。
 主な意見交換として、
●被ばく線量については、個人が受けるリスクでありセルフコントロールして欲しいと思っているが、作業員に対し無用な被ばくを避けるような意識を持たせるための教育は何かしているのか。
○作業員に対する定検前教育、現場に標語や線量カーブなどを掲示し、被ばく線量を下げるための意識付けをしている。

などがありました。

その後、関西電力(株)の安全文化醸成活動「美浜発電所における安全意識向上活動について」について美浜発電所河口恭寛安全担当次長から紹介がありました。

※美浜発電所における安全意識向上活動
 発電所所員を対象とした安全風土調査を通して自らの安全文化を認識するとともに、各人が行動目標を設定することで安全意識を高揚させることにより、組織の安全文化を高めることを目的とした活動であり、1999年以降継続して実施している。また、東電問題などを踏まえ展開している「ルール遵守と風通しの良い職場作りキャンペーン」の一環として、その主旨に合った行動目標を設定するなど、本活動の更なる充実を図っている。

以 上

 

 

 

 

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