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核燃料サイクル開発機構 大洗工学センターにて
第44回安全キャラバンを実施

 平成14年11月27日、茨城県東茨城郡大洗町にある 核燃料サイクル開発機構大洗工学センターにてにおいて、第44回安全キャラバンを実施しました。

 

安全講演会

 安全講演会には、大洗工学センターの所員及び協力会社社員他 約90名が出席されました。
講演会の冒頭、大洗工学センター所長 柳澤 務 氏より「大洗では、昨年の火災事故以降、原点に立ち戻り安全に対する取組みを行ってきたが人も代わり、薄れていく所も出てくる。この機会に全員で安全に対する取組みを再確認したい」とのご挨拶がありました。

 

講演会の様子

 

 

 

 

 挨拶の後、NSネット田中部長よりNSネットの活動を紹介。引き続き、金沢工業大学教授 札野 順 氏より「企業倫理プログラムの構築に向けて - 安全文化と価値共有 -」と題して、技術者倫理に関するケーススタディなども含めてご講演いただきました。

札 野 順 氏

 

 

 

 

講演では、
・倫理というものを突き詰めていけば、様々な価値(例えば、安全、コスト、技術の新規性etc)の間のバランスを取ることであり、これが倫理的な問題の解決になるのではないか。
・組織は、倫理的な技術者がwhistle-blowをしなくてもよいような価値共有を目的とする企業倫理プログラムの構築していくべきである。
・企業倫理プログラムの構築は、非常に効果的なリスク・マネジメントであり、倫理プログラムの構築に要する費用は、企業倫理に関連する事件・事故・不祥事が与える損害に比べ僅かであり、大局的長期的に見れば、倫理プログラムの構築は儲かるものである。
などのお話がありました。

 

講演会終了後のアンケートでは、
●一技術者として行動すべきか、組織の一員として行動すべきかという技術者の倫理についての講演であり、興味深かった。現場において一個人が抱え込む問題ではなく、周りの人たちと話し合い、より良い方向を探ることが必要と思われる。
●技術者倫理に関するケーススタディーにより、企業としての倫理、人としての倫理を非常に考えさせられた。
●全体的に分りやすい有効な講義内容でした。特に、ケーススタディから学ぶことが多く、各会員において一般論を含めて展開すると良いと思いました。昨今、技術者倫理が問われている中でとてもタイムリーな講演に参加できた。

など、多数のご意見をいただきました。 

 

安全情報交換会

 


安全情報交換会の様子

 

 

遠 藤 春 治 氏

 

 

安全情報交換会では、核燃料サイクル開発機構より要望があった日本原子力発電(株)東海第二発電所における相互評価の良好事例「運転操作でのヒューマンエラー防止のプログラム活用・検討」について、日本原子力発電(株) 東海第二発電所 発電課 主任 遠藤春治 氏においでいただき、より詳しく紹介頂きました。
 主な意見交換として、
●一つのテーマに2ヶ月かかるが、定期的に各自一人一人がじっくり考えるステップになっていることに感心した。これは今後の活動の参考になる。設備・環境面で出てくる対策を実際に現場に反映しているか。
○以前は検討したらそのままだったが、最近は実際に設備面の改善に結び付けている。


などがありました。

 

 

以 上

 

 

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