安全講演会 |
安全講演会には、伊方発電所の所員および協力企業の社員約100名が出席しました。
講演会の冒頭、四宮発電所長より「今般のキャラバンにおいて、私たちが常日頃、発電所の運営に関し、様々な疑問や問題点を感じていることについて、幅広い見地から原子力事業を安全に推進していくための様々なサゼッスチョンや忌憚のないご意見を頂きたい」とのご挨拶がありました。
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講演会の様子
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挨拶の後、NSネット梅津事務局長よりNSネットの活動を紹介。引き続き、元 (株)東芝 原子力事業部長 可児次郎氏より「経験を活かした原子力安全の構築」と題し、メーカにおいて原子力安全に対して取り組んできた経験をもとに、安全の作り込み、安全を守る仕組み作り、安全の維持/持続(失敗に学ぶ)についてご講演いただきました。 |
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可 児 次 郎 氏
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講演では、
事故を起こさないためには「安全の作りこみ(深層防護を盛り込んだ設計で品質の高い建設・保守)」「安全を守る仕組み作り(安全防衛のルール作り、これを遵守し、関係者全員が安全の防衛意識を持つ)」「安全の維持・持続(適確に不安全の芽を摘み取り、過去の経験・失敗を学習し、失敗をくりかえさない)」が必要。
など、具体的な話がありました。
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講演会終了後のアンケートでは、
●「計画・設計段階から安全を作り込む」という思想を、過去のトラブル事例を引用し具体的に紹介していただいた内容には、大いに活用できるものがある。
●協力会社として、原子力プラントに従事する一員である事を再認識させられた。
●ヒューマンエラー防止は永遠のテーマですが、過去のトラブル事例の活用や予測、予知する感性を養うため、常日頃の継続した指導・教育を今回の講演を参考に推進して行きたいと思う。
など、多数のご意見をいただきました。
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意見交換会 |
意見交換会の様子
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意見交換会では、NSネットより相互評価(ピアレビュー)の実施状況、会員用Webサイト等を紹介。
四国電力からは、昨年の2月に実施した相互評価において抽出された改善提案に対する取組み状況などについて紹介がありました。
その後、意見交換を行い、
●昨年受けたピアレビューは、所員の安全意識の高揚に寄与しているものと思う。
●ピアレビューへの意見・要望としては、他の監査、検査等との関連で、やはり、重点を絞ってレビューしていただきたい。また、他社の状況をお聞きする等、受ける側の意向も踏まえていただければと思う。
などの意見がありました。
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以 上 |