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日本核燃料開発(株)にて第32回安全キャラバンを実施

 平成14年2月22日、茨城県東茨城郡大洗町にある 日本核燃料開発株式会社 において、第32回安全キャラバンを実施しました。

 
  

安全講演会

 安全講演会には、日本核燃料開発の社員および協力企業の社員約40名が出席しました。
講演会の冒頭、竹村代表取締役社長より「私たちは、安全について安全理念にまとめ、安全確保が会社経営の基本であり、また地域社会に受け入れてもらう前提だと機会ある毎に社内で話している。今日の安全キャラバンは、私たちの日頃の安全活動を振り返ってみる大変良い機会になると思う。こうした機会を通して、更に一層私たちの安全に対する意識を深めていきたい」とのご挨拶がありました。

 

講演会の様子

 

 ご挨拶の後、NSネット田中部長よりNSネットの活動を紹介。引き続き、九州電力 川内原子力発電所 原子力訓練センター所長 中田真一郎氏より「川内原子力発電所における安全安定運転への取り組み」と題し、ご講演いただきました。

中 田  真 一 郎 氏

講演では、
・運営面では、電力会社、プラントメーカー、協力会社の3社一体となり、垣根のない職場環境作り、安全・安定運転を達成しようとする共通の価値観・理念の共有化、風通しの良い職場、管理職の強いリーダーシップが必要
・安全が全てにおいて最優先するという意識をもち、業務活動が絶えず改善されながら、タイムリーに実施される組織が必要
・総合力を発揮するシステム(技術,人、情報、判断力等)の確立が必要

など、安全安定運転への多様な取り組みについて、具体的な事例がご自身の経験をふまえて紹介されました。

 

講演会終了後のアンケートでは、
● 使用施設とは異なる発電所での安全管理の紹介であったが、基本的にはほぼ同じ考え方で活動を推進しておられ、当方の活動にも自信をもつ事ができた。但し、(1)規模、人員の差は大きく、その点をどう工夫していくか、(2)運転員のSimulatorによる訓練を当社にあてはめた場合、どの様なものを考えていけば良いか、等々、今後の参考になる事項もあり、有意義であった。
● 異常の早期発見として日頃のデータの把握(天候との関係、季節との関係)をしておくことが必要との講話は、当社の放射線管理に役立つ話として伺った。

など、多数のご意見をいただきました。 

  

意見交換会


意見交換会の様子 
 
 意見交換会では、NSネットより相互評価(ピアレビュー)の実施状況、会員用Webサイト等を紹介。
 日本核燃料開発からは、安全文化醸成活動の状況などについて紹介がありました。
 その後、意見交換を行い、
●原子力の安全は一社の問題ではないと思う。JCO事故の例を見ても、ある特定の会社の事故でも、全体に響いてくる。こう考えると原子力施設だけではなく、輸送などの周辺部分についてもピアレビューを広げる必要があるのではないか。原子力施設内では防護対策が充実しているが、輸送のように施設外で何か起きても原子力全体の問題に係わる。そういった細かい部分にも目を向けて原子力全体をシステムとしてとらえていかないとダメだと思う。
●安全文化といわれても色々な先生が色々なところで定義しているが、それを抽出して素人でもわかる用語集というか、定義などをホームページなどで掲載すると共通の情報としてもつことが出来ると思う。

などの意見がありました。
<安全文化醸成活動(一例)>

 日本核燃料開発の事業所の主要道路に面した良く目につく場所に、『安全理念』という石碑があります。
石碑には、
『安全の確保は会社運営の基本であり、当社が地域社会に受け入れられる前提であるとともに,当社で働く従業員の健康と幸福を守る基盤である』
と刻まれています。また、この『安全理念』は携帯用カードにして社員の方々にも配布されています。このように同社では、安全意識の高揚・徹底に務めています。

 

以 上
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