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(株)グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパンにて
第28回安全キャラバンを実施

 平成13年11月7日、神奈川県横須賀市にある 株式会社 グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン(GNF−J)において、第28回安全キャラバンを実施しました。

 
  

安全講演会

 安全講演会には、GNF−J社員および協力企業の社員約80名が出席。
講演会の冒頭、待場代表取締役社長より「安全は経営トップが先頭をきって実施していくという気持ちが非常に大事で、社員の皆さんと一緒になって頑張っていきたい。今回の安全キャラバンを我々の安全活動について考える良い機会とし、有意義なものにしたい」とのご挨拶がありました。

 

講演会の様子

 

 挨拶の後、NSネット田中安全部長よりNSネットの活動を紹介。引き続き、関西電力(株) 原子力事業本部 原燃品質・安全グループマネージャー 大塚茂樹氏より「関西電力における安全管理活動について」と題し、不具合のプラスの面に焦点を当てた安全管理活動の取組みについてご講演いただきました。

大 塚 茂 樹 氏

 大塚氏の講演では、
●「不具合に学ぶ」という心構え。つまり安全性を向上させるためには、不具合というもののマイナス面だけを捉えず、不具合から教訓を得、再び同じ過ちを繰り返さないため、不具合を改善に繋げる心構えを持つことが大切である
●関西電力では、技術者の倫理教育として「事実関係の整理」「プロフェッショナルとしての責任」「組織の一員としてのジレンマ」「社会の一員としてのジレンマ」の4項目に分類した『技術者のモラルに係るチェックポイント』を作成し、模擬事例を用いロールプレイング形式で討論するなどの取り組みを実施している。
●IAEA OSART(Operational Safety & Review Teamsの略、主に原子力事業者、同業の専門家によるピアレビュー)のデータベースなどを活用することにより、他の事業所での取組を通して様々な教訓を得ることもでき、自社への安全活動に反映することができる。

など、具体的なお話しがありました。

 

講演会終了後のアンケートでは、
● 管理システム(作業手順書)、作業者教育(モラル教育)の重要性が分った。いかに良いシステムを構築しても取扱う側の良識が欠けていれば、大きな問題発生となりうるということも考えさせられた。
●安全管理のポイントであるモラルについて、高度な手法を使用した管理者・作業者への教育の取組みについては、当社の教育方法に良い事例になると感じた。
● 「不具合に学ぶ」ということについては、我々としても一から見直し、対応していく姿勢が必要との認識を得た。

など、多数のご意見をいただきました。 

  

  

意見交換会


意見交換会の様子 
 
 意見交換会では、NSネットより相互評価(ピアレビュー)の実施状況、会員用Webサイト等を紹介。
 GNF−Jからは、同社の倫理規範である「インテグリティ」や自主的安全管理の充実・強化、臨界管理水準の維持・向上に向けた安全活動についての紹介がありました。
 その後、意見交換を行い、
●安全文化を社員の隅々まで浸透させていくため、少し目先の変わった事例があれば紹介してもらいたい。例えば、講演にあった、現場の担当者自らがコミットメントを出し、その遂行状況を管理者が定期的に面接により確認する事例など、この種の人に係る事例は、現場の管理者にとって非常に参考になる。
●「技術者のモラルに係るチェックポイント」は、技術者が技術者として判断しなければならない時に、会社の環境などから既に決められた結論に導かれることなく、技術者として独立した視点で判断しようという戒めをまとめたものである。

などの意見がありました。
以 上
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