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三菱原子燃料(株)、ニュークリア・デベロップメント(株)にて
第26回、27回安全キャラバンを実施
 平成13年10月25,26日、茨城県東海村にある三菱原子燃料(株)、ニュークリア・デベロップメント(株)において、第26回、27回安全キャラバンを実施しました。
 

安全講演会

 安全講演会には、両社の社員及び協力会社の社員約70名が出席。
講演会の冒頭、三菱原子燃料(株) 武藤副社長より「JCO臨界事故から丸二年経過した。我々は、緊張感の持続と安全に対する不断の努力をはらい、安全の確保に努めたい。本日の講演、意見交換会を通じて、更なる安全に対する意識を深め安全文化を定着させていきたい」との挨拶がありました。

講演会の様子

 

 武藤副社長の挨拶後、NSネット渡辺交流部長よりNSネットの活動を紹介。引き続き、日本原子力研究所 東海研究所 保安管理室長 山原 武 氏より「原研・東海研究所における防護活動について」と題し、「防護活動の組織、体制」「JCO臨界事故における活動の概要」「東海ノア協定の活動状況」についての講演がありました。

山 原  武 氏

山原氏の講演では、
「原子力の安全確保のポイントは、
●原子力事業者自らの安全意識、安全活動、事故に対する備え
●原子力事業者間の日頃からの連携、情報交換、第三者による評価
●万が一事故が起きた場合の原子力事業者間の積極的な支援、協力体制 
が大切である」
など、具体的なお話しがありました。

講演終了後、ニュークリア・デベロップメント(株)濱田社長より「ご講演をお聞きし、二年前の事故を生々しく思い起こして、胸が熱くなった。外からの刺激を受けることによって、自らの安全活動を省みて安全について、より一層の努力をしていきたい。」との挨拶がありました。

 

講演会終了後のアンケートでは、
●このような講演会での事例紹介は、学ぶ側にとっては良い情報源となり有意義であった。原研は防護活動に関して、組織・体制がきめ細かく整備され模範的であり、我々など他の事業者は先駆者としての原研より教示いただいた良好事例を取り込んでいくことが重要だと思う。
●JCO事故時の生々しい活動状況を伺い、我々原子力に携わる者として、二度と繰り返してはならないとの思いを再認識した。
●東海ノア協定の活動については、その活動を更に有効に活用(教育・訓練面)するとともに、我々も特徴を生かした貢献をすべきだと感じた。

 など、多数のご意見をいただきました。

  

  

意見交換会

意見交換会風景(於:三菱原子燃料(株))
 両社個別に行なった意見交換会では、NSネットより相互評価(ピアレビュー)の良好事例、会員用Webサイト等を紹介。
 三菱原子燃料(株)からは、原子力社内監査制度の発足、企業行動計画の策定、法の遵守状況チェック、教育・訓練の徹底など、事故後の取組みについて紹介がありました。
 その後の意見交換では,次のような意見が寄せられました。
●NSネットの活動を通じて得られた情報や他社の良好事例などを社内の安全活動に活用したい。
●JCO事故以降、通報連絡訓練の回を重ねるごとに、迅速かつ適切な行動が取れるようになった。
意見交換会風景(於:ニュークリア・デベロップメント(株))

 また、ニュークリア・デベロップメンント(株)からは、社方針及び社員行動指針、安全管理体制、社外広報活動、規制側検査対応、社内放射線安全委員会、安全教育・訓練、社内保安監査、事前安全検証会などの取組み状況について紹介があった。
 その後、意見交換を行い、
●事故現場の情報収集は、対策本部が現場に要員を派遣するなどして、積極的に情報を収集することが重要。また、現場は、状況に進展がなくても対策本部に定期的に情報を流すことも大切である。
●設備の新設や新しい試験を実施する場合、従来は管理者の指示で「事前安全検証会」が行なわれていたが、昨年ピアレビューを受けた後、担当者の積極的な提案により実施された機会が増える等、社員の安全に対する意識が高まった。
など、多数のご意見をいただきました。

 以 上
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