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平成13年度NSネットセミナーを実施>
−21世紀の原子力を安全で信頼あるものとするために−

 平成13年9月13日、東京都千代田区の都市センターホテルにおいて、「21世紀の原子力を安全で信頼あるものとするために」と題して平成13年度のNSネットセミナーを開催し、会員、関連企業、関連団体及び一般から約170名の参加がありました。
 今回のセミナーは、有識者、ジャーナリストの方々をお招きし、原子力産業界の安全文化の共有・向上、信頼回復に向けたこれまでのNSネットの取組みや21世紀の原子力を安全で信頼あるものとするための取組みについて議論頂き、その提言を実践の場で生かして行くことを目的に開催しました。

 

セミナー開催風景

 

 

講 演

牧野 昇 理事長

 

 セミナーは牧野 昇理事長の、電力市場の自由化、プルサーマル計画など、最近のエネルギー情勢やNSネットの活動実績などを交えた挨拶で始まりました。

 
 

 続いて、舛添政治経済研究所所長 舛添要一氏から「混迷するエネルギー問題への処方箋」と題し、日本のエネルギー事情、最近の国内外の原子力情勢及びこれらを踏まえた現状の原子力問題への提言などについて、ご講演頂きました。

 講演では、「電気の生産地と消費地がお互いに理解しあうようにする、原子力発電所の安全対策について国民にきちんと説明していくなど、国民の信頼を得るための地道な努力の継続が重要である」「子供の頃からエネルギー問題を詳しく教える必要がある」などのお話がありました。

 

パネルディスカッション 〜21世紀の原子力を安全で信頼あるものとするために

 引き続き、日本経済新聞社論説委員の鳥井弘之氏の司会で「21世紀の原子力を安全で信頼あるものとするために」をテーマにパネルディスカッションを行いました。


鳥井弘之氏 舛添要一氏 秋山 守氏
(名前をクリックするとパネリストのプロフィールが表示されます)

鳥井弘之氏

 

 ディスカッションには、舛添要一氏のほか、(財)エネルギー総合工学研究所理事長 秋山 守氏、ジャーナリスト/元読売新聞記者 東嶋和子氏、東京電力(株)常務取締役 榎本聰明氏がパネラーとして参加しました。
 榎本、東嶋、秋山の三氏より、原子力の安全から安心への信頼回復に向けて何をすべきか、何が求められているかについてのプレゼンテーションの後、今後のNSネットに求められる役割等について活発な議論が行われました。

パネルディスカッションにおける主なご意見は

○意識の”風化”を防ぐためには、航空・鉄道等色々な分野の専門家、違う文化をもったコミニュティーと積極的に連携して、情報交換を行う必要がある。また、失敗を如何に生かしていくか、そして失敗をどのように生かしたかについて、PRしていくことも必要。NSネットの役割としては、この意識の”風化”を防ぐため、粘り強く地道に続けていくことが、まず必要。

舛添要一氏


秋山 守氏

 

 

 

 


○地域の方々と対話を行い、原子力についてどのようなところに不安を感じるのか、問題を感じるのか、率直な意見を聞くような交流が必要。

榎本聰明氏

 

 

 

 


○専門家がチェックするNSネットのピアレビューは極めて妥当。しかし、原子力発電所の新規立地に当っては、住民の理解が不可欠であるので、ピアレビュー(専門家)と社会的合意(市民)を結ぶものが必要。

などがありました。

 

 終了後のアンケートでは、

○原子力がこれだけ世間から乖離したのは、広報に人材と費用をかけなかったという指摘には同感である。また、原子力の情報を一般の人にも消化できる形でわかりやすく提供していくことが関係者に求められているわけで、特にテレビを通じた報道での対応の重要性を改めて指摘された点が印象に残った。
○米国の同時多発テロを受けて、日本又は原子力の危機管理の問題を指摘され、我々がしっかりと取組んでいく必要性を感じた。
○色々な立場から、多方面に原子力を考えることのできたパネルディスカッションであった。NSネットの役割が今後の原子力業界のみならず社会の中で、重要なものになっていくことが、再認識された。
○NSネットというより原子力産業界に対する多くの幅広い注文があり、聞き応えのある良いパネルディスカッションであった。このような活動を如何に風化させないで、継続していくかが議論のポイントであったと思うが、やはり外部社会と常に緊張感を持ちながら、しっかりした技術基盤とともに、一般の人の感覚を併せ持つような活動に取り組むべきと感じた。


など、多数のご意見をいただきました。

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