ディスカッションには、舛添要一氏のほか、(財)エネルギー総合工学研究所理事長 秋山 守氏、ジャーナリスト/元読売新聞記者 東嶋和子氏、東京電力(株)常務取締役 榎本聰明氏がパネラーとして参加しました。
榎本、東嶋、秋山の三氏より、原子力の安全から安心への信頼回復に向けて何をすべきか、何が求められているかについてのプレゼンテーションの後、今後のNSネットに求められる役割等について活発な議論が行われました。
パネルディスカッションにおける主なご意見は、
○意識の”風化”を防ぐためには、航空・鉄道等色々な分野の専門家、違う文化をもったコミニュティーと積極的に連携して、情報交換を行う必要がある。また、失敗を如何に生かしていくか、そして失敗をどのように生かしたかについて、PRしていくことも必要。NSネットの役割としては、この意識の”風化”を防ぐため、粘り強く地道に続けていくことが、まず必要。
○地域の方々と対話を行い、原子力についてどのようなところに不安を感じるのか、問題を感じるのか、率直な意見を聞くような交流が必要。
○専門家がチェックするNSネットのピアレビューは極めて妥当。しかし、原子力発電所の新規立地に当っては、住民の理解が不可欠であるので、ピアレビュー(専門家)と社会的合意(市民)を結ぶものが必要。
などがありました。
|