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富士電機株式会社 エネルギー製作所にて第19回安全キャラバンを実施

 平成13年6月22日、神奈川県川崎市にある富士電機(株)エネルギー製作所において、
第19
回安全キャラバンを実施しました。 

 
 

安全講演会

 安全講演会には、エネルギー製作所の職員および協力企業の社員約110名が出席。
 講演会の冒頭、井上 常務理事 原子力・放射線事業部長より「今日の安全キャラバンを通して、もう一度安全を己の問題として考え、頭の中に蓄え、安全について皆で共有化してもらいたい」との挨拶がありました。


講演会の様子

 

 挨拶の後、NSネット梅津事務局長よりNSネットの活動紹介。引き続き、中部電力(株)浜岡原子力発電所 原子力研修センター所長 牧戸秀樹氏より「安全を守るために −浜岡原子力発電所の取り組み− 」と題し、安全確保に関する組織のあり方、技術者の心構えなどについて、事例を混じえてご講演いただきました。

牧 戸 秀 樹 氏

 牧戸氏の講演では、
組織としての取り組みにおいては、
●安全を守るために最も重要なことは、トップが『安全が最優先である』という認識を常に出し続けることであり、このトップの方針を如何に組織に根付かせるかである。
●浜岡では、風通しの良い職場つくりの手段として、発電所トップと現場監督者及び作業指揮者との定期懇談会の開催、目安箱(業務改善提案など、現場の誰もが自由に意見を言えるための手段)の設置、地元の方やマスコミの方に対して発電所内部の現場の公開などを行っている。

技術者の心構えについては、
●『真実に忠実である』『技術の限界を知る』『起こった事柄に対して事実を公開する』『技術を使って一人一人が幸福になるために働く』という認識を常に持ちつづけることが重要

など、具体的なお話しがありました。

 

講演会終了後のアンケートでは、

●安全は、トップから作業員まで全員で考え、誰でも意見が言える風通しの良い環境を作ることが重要であるということを感じた。
●外部に情報発信、公開し、外部からみられることによって安全に対する意識が風化することを妨げると感じた。
●安全性と言うものは技術者意識に強く根付いているという指摘に賛同。
●現場の管理体制で接合部である現場監督者や作業指揮者が、安全指導等のリーダーシップを取ることが大切であり、接合部のリーダーの教育は色々な面で必要だと思った。

など、多数のご意見をいただきました。 

 

 

意見交換会

 

意見交換会の様子
 

 意見交換会では、NSネットより相互評価(ピアレビュー)の実施状況、会員用Webサイト等を紹介。
 富士電機からは、高信頼性活動、HTTRにおける品質保証活動など、安全・品質保証活動に関する紹介がありました。その後、意見交換を行い、以下のような意見がありました。
●原子力発電所などの現場では、必要な情報を本社からEメール等で入手し、入所教育や朝のミーティングなどで社員や1次〜4次の協力会社の社員に対して紹介したり、事務所内に掲示して活用している。
●安全に特効薬は無い。『安全』『安全』というだけでは効果はなく、事例を混じえて言いつづけることが重要である。

 

以 上
 
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