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石川島播磨重工業株式会社 原子力事業部にて
第18回安全キャラバンを実施
 平成13年6月13日、神奈川県横浜市にある石川島播磨重工業(株)エネルギー事業本部原子力事業部において、第18回安全キャラバンを実施しました。 
 
 

安全講演会

 安全講演会には、原子力事業部の職員および協力企業の社員約110名が出席。
 講演会の冒頭、篠原取締役・エネルギー事業本部副本部長より「IHIの原子力事業部は原子力の心臓部の機器を供給しており、責任感と使命感を持って仕事をしている。原子力産業はまだまだこれから期待して良い産業のひとつと考えており、本日を機に、再度、原子力安全に対する理解を深め、安全確保、品質確保に取り組んでもらいたい」との挨拶がありました。

講演会の様子

 

 挨拶の後、NSネット梅津事務局長よりNSネットの活動紹介。引き続き、関西電力(株)原子力事業本部保全計画グループマネジャー 千種直樹氏より「安全管理の徹底への取組みについて」と題し、関西電力の原子力発電所における安全管理徹底への取組みと、過去のトラブル事例をトライポッド理論に基づいて系統的に分析した結果から導き出された、エラーマネジメントのポイントなどについて、ご講演いただきました。
 千種氏の講演では、
「安全確保に特効薬は無く、一つ一つの対策、いろいろな活動などの積み重ねと、それを自らやると言う姿勢、それによる全体のムードの盛り上がりが大事ではないか」

「部署間で異なる常識、非常識と言うものが存在することを理解し、必ずしも一緒に仕事をしている人が常識と言うものを共有しているとは思わないほうが良い」
「過去のトラブルを風化させずに大事に使って、かつそれを体に取り込み、自分の仕事の中で自らフォローできるように消化していくことが安全の徹底に必要」
など、安全確保の具体的なポイントに関するお話しがありました。

千種 直樹氏 

講演会終了後のアンケートでは、

・「安全に特効薬はなし」、「小さなトラブルを一つ一つ潰すことが重要」との話は、まさにそのとおりと思います。しかし、基本ルールを守ることがなかなか難しく、また、最近若い世代が作業の主流に入りつつあり、これがより難しくなってきていると思います。その中でも、本日伺った話等を生かし、安全の維持に努力していきたいと思います。


・「安全を追求する手を緩めることはできず」とは言っても「これで大丈夫」という案もない。地道に毎日気にとめていくことが何より大事と再認識した。


・話の中で最も興味深かった事は「トラブル事例に学ぶ」の中で、トライポッド理論に基づきトラブル事例を分析し、事例分析シートにまとめ横通しで共通要因を調べるという分析手法であり、今後の参考としていきたいと思った。


など、多数のご意見をいただきました。 

 

 

意見交換会

 

意見交換会の様子
 意見交換会では、NSネットより相互評価(ピアレビュー)の実施状況、会員用Webサイト等を紹介
 IHIからは、「原子力事業部の各種活動の概要」と題してIHI原子力事業部の品質、技術、安全の各分野に関する活動の紹介があり、その後、IHIの安全に関する取組みやNSネットの活動などについて意見交換を行いました。

 主な意見としては、「危険予知の観点から何が問題かを調べたいニーズがあるが、そうした事が調べられるデータベースを考えてもらいたい」、「原子力施設で働く場合の教育・訓練として、定検工事開始前の着工前安全衛生会議や、各個別工事毎に着工前会議を開き、工事内容を作業者までよく理解してもらっている」などがありました。
 

以 上
 
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