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平成13年度 トップセミナーを実施
 平成13年4月13日、東京都千代田区大手町の大手町サンケイプラザにおいて、会員の経営層及び事業所長級の幹部を対象とした平成13年度トップセミナーを開催しました。 今回のセミナーには約100名の出席があり、原子力施設の安全確保と危機管理について、東京大学教授 鈴木 篤之 氏並びに日本航空株式会社 常勤顧問 三島 健二郎 氏よりご講演をいただきました。


NSネット 牧野 昇 理事長


 初めに、NSネットの牧野 昇 理事長から「今後の主な課題は、原子力施設などで働く協力会社の方々にも安全文化を広めることである」などの挨拶がありました。

 


 引き続き、鈴木 篤之 氏から「原子力安全とリスク最小化」と題し、「通常時の信頼性の確保と向上、異常時の安全性の確保と向上、事故時の危機管理とセキュリティの確保と向上」「廃棄物処分と深層防護」「リスク管理戦略と社会技術」についてご講演いただきました。
 講演では「従来のヒューマンファクターを極力排除し、全て物理的手段で確保するという安全確保の考え方に対し、今後の社会情勢を踏まえると"defence in depth(深層防護)""risk informed(危険通知)""public involvement(公衆関与)"を通じて人間の行動・判断が常に安全に作用する機能を有し、公共の意見などを考慮するヒューマンシステムとして捉える考え方も必要になる」などのお話がありました。

鈴木 篤之 氏

三島 健二郎 氏

 


 三島 健二郎 氏からは「企業危機管理の基本」と題し、「企業として危機管理をどう捉えたらよいか」についてご講演いただきました。
 講演では「トップは、危機管理に対する姿勢を明確にし、確信を持って実施すること」「危機管理で一番重要なことは、必要な予防対策を講じること」「最も難しいことは、予防対策や準備を錆びさせないことである」など、これまでの豊富な経験に基づいたお話がありました。

講演会の様子

 
講演会終了後のアンケートでは、

「@通常時の信頼性向上、A異常時の安全性向上、B事故時のセキュリティ確保、これらは、原子力のみでなく、あらゆる分野に通じる施策構築の考え方として参考にしたい」

「廃棄物の安全目標設定方法への提案や「全体は部分の総和以上のもの」との立場からのシステム安全の話題は新鮮に感じた」

「@第1報に対しては、「大きく、広く」、A広報の役割は会社の窓を拭いて中身をプレスによく見せる(明確にする)こと、B対応のみならず「姿勢」を示すこと、が特に印象深かった」

「具体的な内容を分りやすく講演頂き、@危機管理は、「防ぐこと−予防」が重要、A対策や準備を錆びさせない、など参考になる点が多かった」

など、ご意見をいただきました。

以 上

 

 

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