安全講演会
安全講演会には、もんじゅ建設所の伊藤所長代理を始め、所員および協力会社の社員約80名が出席しました。
NSネットから活動紹介を行った後、日本原燃株式会社 技術顧問 佐々木史郎氏より「原子力の危機管理について」と題し、また、東京電力株式会社 柏崎刈羽原子力発電所 原子力安全推進担当 白柳春信氏より「柏崎刈羽原子力発電所における安全文化醸成活動」と題してそれぞれご講演頂きました。
佐々木史郎氏の講演では、「原子力施設で発生した事故・事件は、社会的判断のできる経営責任者に迅速に伝達され、直後の処理および再発防止について直ちに対処方針を決定し、即刻実施することが組織での危機管理の基本である。」など、原子力の危機管理について、これまでの経験をもとに実践的な手法についてお話がありました。
佐々木 史郎 氏
白柳 春信 氏
白柳春信氏からは柏崎刈羽原子力発電所で行われている「発電所組織の自己点検」「周辺住民との意志疎通の促進」「風土改革推進」などの具体的な安全文化醸成活動についてご紹介がありました。
「豊富な事例について極めて現実の社会に即した分析をされており、今後の「原子力の危機管理」の参考になった。」
「危機管理は、やりすぎと思うくらい重視して行うことが大切だと思いました。」
「発電所組織の自己点検で、組織の理想の状態を再確認するという例は、非常に参考になった。」
「安全文化を自分のものにするためには、繰り返し行うことの重要性を再認識させられた。」
など、多数のご意見をいただきました。
意見交換会
意見交換会では、NSネットより相互評価の概要、会員用Webサイト等を紹介し、核燃料サイクル開発機構からは、ヒューマンエラー防止に向けた取組み等の紹介があり、その後、安全推進活動について意見交換を行いました。
以 上