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平成12年度 NSネットセミナー

『原子力安全文化の共有と向上に向けて』

 

   平成12年11月28日、東京都港区にある虎ノ門パストラルにおいて「原子力安全文化の共有と向上に向けて」と題して平成12年度のNSネットセミナーを開催しました。セミナーは、会員およびその関連企業など約170名が出席する中、牧野理事長の挨拶で始まり、梅津事務局長からNSネットの活動を報告した後、技術者倫理に関する講演および相互評価(ピアレビュー)に関するパネルディスカッションを行いました。 


講 演



国際基督教大学教授 村上 陽一郎氏

   NSネット評議員である国際基督教大学 村上陽一郎教授より「技術者の倫理と安全性」と題し、日本の土木学会、日本化学会、米国の"NATIONAL ACADEMY OF SCIENCES"などの例を紹介し、現在までの倫理規定の変遷を交え、技術者の倫理について、講演いただきました。


   講演では、「米国では技術者の倫理観として”警笛鳴らし=(善意の)内部告発”を奨励し、その行動を起こした者を保護するなどの社会的な仕組みが作られつつある。」「今後は、科学者や技術者の専門家も、その集団内での相互評価にとどまらず、集団外に説明し、理解を求め、一般からの評価を受けるとともに、一般も理解に努める双方向の理解が重要である。」などのお話がありました。

 
パネルディスカッション


中村 浩美 氏
中村 政雄 氏
黒田 勲 氏

   講演に引続き行われたパネルディスカッションでは、科学ジャーナリストの中村 浩美氏をコーディネーターに、日本ヒューマンファクター研究所長の黒田 勲氏、元読売新聞論説委員の中村 政雄氏他、下表に示すパネリストにより、「ピアレビューの原子燃料サイクル全体への展開について」と題し、ピアレビューの意義と効果および今後の課題と方向性について議論が行われました。


   ディスカッションでは、
NSネットのピアレビューは、安全について最終的な責任を有する事業者の自主保安活動を促し、安全について再認識させるという点で大きな意味がある」「今後ピアレビューを定着させ、より実効あるものにするためには、ピアレビューの方法の工夫や、良好事例を広めるための工夫が必要」「安全文化の共有化、向上については、経営トップが安全文化のメッセージを発し続けることが必要」など活発な議論が交わされました。

 

コーディネーター
 中村浩美 氏 科学ジャーナリスト
パネリスト
 黒田  勲 氏 日本ヒューマンファクター
研究所長
 中村政雄 氏 元 読売新聞論説委員
 青木輝行 氏 中部電力(株)副社長
WANO東京センター議長
 武藤  章 氏 三菱原子燃料(株)副社長
 中川慎一 氏 関西電力(株)原子力事業本部
チーフマネジャー
 渡辺雅明 NSネット交流部長



青木 輝行 氏
渡辺 雅明
武藤 章 氏
中川 慎一 氏

NSネットセミナー(パネルディスカッション)全景

 

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