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このたび、「日本原子力技術協会」の理事長に就任することとなりました石川迪夫です。皆様ご承知のとおり、先ほど「日本原子力技術協会」の設立総会において選任された新たな理事により理事会が持たれ、皆様のご推薦によって、理事長に就任した次第です。
顧みますと、原子力産業界が「重大な岐路である」との共通の認識にたって、その総意のもとで原子力産業界の活性化を図る切り札として、産業界の有志が発起人となり、昨年12月に「日本原子力技術協会」設立の提案が行われ、精力的に準備が進められてきたわけであります。
その中で、発起人の皆さまから、理事に就任するようにとの熱意あるご勧誘をいただき、また、我が国の原子力産業を何としても再生し、世界のトップレベルに引き上げたいという意気込みに共感を覚えました。
私は、原子力に永年携わってきた者として、理事を引き受ける決意をした次第であります。
本日、100社を越える会員の皆様から理事として信任いただき、改めて、産業界の並々ならぬ期待の大きさと責任の重さをひしひしと感じています。 さて、本協会の使命は@各種運転情報の収集・分析・評価、A安全文化の推進、そしてB民間規格の整備支援の三本柱を中心に、事業者の自主保安活動の向上を支援していくことにあります。
具体的には、実行に結びつく勧告や提案を、各種情報データの合理的・科学的分析に基づきタイムリーに発信することであります。さらに、第三者的立場にたって、事業者のみならず、規制当局に対しても必要な意見を具申するという組織を目指します。また、協会活動の情報公開ならびに第三者から構成される評議員会の設置を通じて、組織運営の透明性を確保していきたいと考えています。
このような、われわれの活動の基盤は情報とデータでありますが、これを支えるのはやはり「ひと」であります。現場から得られた情報とデータに対し、技術者としての正義と誇りをもって、謙虚にかつ熱意をこめて取り組み、「原子力産業の安全と運営に役立つ活動」を展開し、我が国の原子力産業界を活性化できるような組織にしたいと考えています。
具体的には、電力中央研究所 原子力情報センターやNSネットの事業を継承するだけではなく、生きた活動としていくための必要な改善を加え、新しい事業も含めてさらに発展させるために、職員一同、全員が気持ちを新たにし、使命の大きさとやりがいを糧にして、力を合わせてがんばっていきたいと思っています。
本協会は本日スタート台に立ったところであります。
一歩一歩着実に事業を進めるとともに、原子力産業界のみならず他の産業界にとってもひとつの「道しるべ」となるような良い仕事をしていく協会を目指していきたいと考えています。
最後になりましたが、設立に当たり理事としてご尽力いただきました日本電機工業会の藤本弘次様および東京電力の白土良一様に厚くお礼申し上げます。
皆様方の今後一層のご支援、ご協力、ご指導をお願いし、新協会の設立に当たってのご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。 |
平成17年4月13日 理事長 石川 迪夫
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