理事・業務部長の中村民平です。
当協会も早いもので発足後5年経過し、この7月に組織を一部改編いたしました。運転責任者認定業務が軌道にのり、かつ技量認定業務も今年度試行実施することになりました。そこで、これらの業務を担当してきた「技量認証グループ」を「技量育成部」に格上げして、技術者の維持・育成事業を推進していきます。これにより、当協会設立時に計画された事業である「情報の収集・分析・活用」、「安全文化の推進」、「民間規格の整備促進」、「技術力基盤の整備」及び「原子力技術者の維持・育成」の基幹事業の5本柱が“そろい踏み”となりました。
これらの基幹事業に加え、会員からの様々な要請への対応や、安全技術上の課題を民間主導で先取りしての解決などにしっかりと取り組んでいかねばなりません。そのためには、組織横断的に職員の能力や知見を活用する運営が必要です。その旗振り役として企画室を新設しました。
出向者から成る組織は、自分の所属する部署の業務だけに邁進する傾向が強くなりがちですので、組織横断的な業務も担務することで、個人だけでなく原技協組織の活性化を期待するものです。
以上のように、事業運営体制も整備し、職員も100名規模となりました。我々に求められているものは、職員の能力や経験を十分に発揮して原技協としての良い成果を出すことです。そのためには、会員の皆さんのニーズをしっかりと把握し、ご期待に応えるアウトプットを出していかねばなりません。
微力ながら、皆様のお役に立てるよう尽力してまいりますので、皆様方のご支援とご鞭撻を宜しくお願いいたします。
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