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第12回運転責任者運営委員会 議事要旨

日時 平成24年4月4日(水) 13:30~16:30
場所 日本原子力技術協会 特別会議室

出席者(順不同 敬称略)

委員 島津委員長代理,月川委員,鈴木委員,奥野委員,坂元委員,日高(富岡委員の代理)
事務局 原技協 成瀬喜代士,尾上彰,林裕嗣,稲村実,矢田茂雄,久保田修一

議 題

  1. 定数・配布資料の確認
  2. 前回議事録の確認
  3. 運営委員会でご指摘を受けた課題の対応状況について
  4. 平成23年度運転責任者判定業務の実施状況について
  5. 平成23年度運転責任者筆記/口答試験の結果について
  6. JEAC4804要求事項への適合性確認について
  7. 試験問題委員・筆記/口答試験委員・講習講師の委嘱について
  8. 原子力発電所運転責任者 判定機関指定の受領について
  9. 原技協 合否判定等業務に関する規程類の改訂について

議 事

  1. 委員定足数・配布資料の確認
    北村委員長欠席のため、島津委員長代理が委員長を務めた。会議定足数(定員の2/3以上)を 満足し、運営委員会が成立することを確認後、配布資料の確認を実施した。
  2. 前回議事録の確認
    前回議事録が了承された。
  3. 運営委員会で指摘を受けた課題の対応状況について
    事務局より説明し、内容について確認された。
    [主な意見等]
    a.運転責任者試験方法の妥当性確認について
    • ①教育・訓練の有効性を評価することが望ましく、発電所における運転責任者に必要な力量の発揮状 況を確認する必要がある。有効性評価の基準、発電所間のバラツキの検討が必要となる。
      ⇒各社、JEAG4802等に基づく教育訓練プログラムを構築しバラツキはないと考える。発電 所から力量の情報を入手し、将来的に有効性を評価する基準にまとめていきたい。
    • ②運転責任者の基準は試験点数100点とすべき、原子力はリスクシェアが他と異なる。基準の根拠 を明確にしておくべきであり、将来的にはオープンブック、抜き打ちで行うべきと考える。
      ⇒事故時に的確に指揮して事故を迅速に収束できるというレベルを合格基準としている。レベル維 持のため教育・訓練が継続的に行われ、試験により確認している。次回引き続き検討する。実技 試験は多くのシナリオと任意のマルファンクションにより、抜き打ち的な要素を持つ。
    b.原技協判定業務のPDCA方針について
      事務局より説明し、内容について確認された。

    c.JEAC4111規程のBTC/NTC(実技試験及び更新のための教育・訓練)への適用につ いて
      事務局より説明し、内容について確認された。
    • ①JEAC4111は除外規定がないため、全業務に適用され、対応は困難と考える。
      ⇒実技試験及び更新のための教育・訓練だけを対象とする。より良くしていくという目的で、適 用方法についてシミュレータ訓練機関と協議を開始する。
  4. 平成23年度運転責任者判定業務の実施状況について
    事務局より説明し、内容について確認された。
    [主な意見]
    • ①不測の事態には受講者帰路手段へ配慮する必要はない。レポートの取り扱いについて公正性の観 点で考慮が必要。
      ⇒不測の事態のスケジュール変更について事前に受講者に伝え、帰路手段に配慮しないことする。
  5. 平成23年度運転責任者筆記/口答試験の結果について
    事務局より説明し、内容について確認された。
    [主な意見]
    • ①BWR平均点低下要因として難易度及び1F事故影響をあげているが、推測の域をでない。
      ⇒拝承し、要因としない。
  6. JEAC4804要求事項への適合性確認について
    事務局より説明し、内容について確認された。
    [主な意見]
    • ①要求事項への適合性だけでなく、目的に対する有効性の達成を評価することが重要である。講習 については、目的「高度な専門知識の向上」に対する有効性を評価する。
      ⇒評価(課題)と改善策等フォームに盛り込み、目的に照らした評価、改善に取り組んでいく。
  7. 試験問題委員・筆記/口答試験委員・講習講師の委嘱について
    事務局より説明し、内容について確認された。
  8. 原子力発電所運転責任者 判定機関指定の受領について
    事務局より説明し、内容について確認された。
    [主な意見]
    • ①1F事故に関する最新の報告書とは12 月の事故調査・検証委員会(中間報告)を指すのか。
      ⇒それ以外に、福島事故第一原子力発電所の技術的知見について(原子力安全保安院 24 年3 月)及び東京電力福島事故調査報告書(東京電力 平成23 年12 月2 日)を対象とする。
    • ②不確定な情報を除くこと。また、運転責任者試験として適切かの判断が必要。
      ⇒拝承。
    • ③原技協及びシミュレータ訓練機関全体のスタンスを決めて取り組む必要がある。
      ⇒1F事故の反映を適切と判断し判定機関として対応することとした。実技試験及び更新のため の訓練への反映について、原技協よりシミュレータ訓練機関へ対応依頼を行なった。
  9. 原技協 合否判定等業務に関する規程類の改訂について
    事務局より説明し、内容について確認された。
    [主な意見]
    • ①シミュレータ訓練機関の更新審査をなくした理由は何か。
      ⇒定期審査内容を充実し、シミュレータ及び実施要領の維持、実技試験及び教育訓練の実施状況 を1回/年確認することで、更新審査を不要と判断した。

以上