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第7回運転責任者諮問委員会 議事要旨

日時 平成24年4月6日(金)10:30~13:00
場所 日本原子力技術協会 特別会議室

出席者(順不同 敬称略)

委員 木村委員長,森本委員,市瀨委員,副島委員
原技協 藤江理事長,百々専務理事,成瀬理事部長,尾上部長
事務局 林GL,稲村、久保田、矢田

議 題

  1. 委員の再委嘱について
  2. 諮問委員会規約の改訂について
  3. 原子力発電所運転責任者 判定機関指定の受領について
  4. 平成23年度運転責任者諮問委員会による外部監査的確認について
  5. 平成23年度運転責任者判定業務実施状況について
  6. 日本原子力技術協会 中長期ビジョンについて

議 事 概 要

  1. 委員の再委嘱について
    委員の賛同により、市瀨圭次氏、副島廣海氏が委員に再委嘱された。
  2. 諮問委員会規約の改訂について
    事務局より、説明を行い、委員の賛同を得て規約の改訂が承認された。
    主な意見は以下の通り。
    • ① 諮問委員会の活動で、「判定機関の運転責任者判定システムの運営について確認」から「運転 責任者判定の運営について確認」となっており、「判定機関の」が削除になっているが、諮問委員 会の活動範囲は、判定機関に限定されないのか。
      →諮問委員会は、判定機関に加えて、シミュレータ訓練機関、筆記/口答試験委員、講習講師の 判定業務全般が確認の範囲になっている。
  3. 原子力発電所運転責任者 判定機関指定の受領について
    事務局より報告を行った。
  4. 平成23年度運転責任者諮問委員会による外部監査的確認について
    事務局より報告を行った。
    主な意見は以下の通り。
    • ① 筆記/口答試験実施手順書で、試験員候補者から3名以上選考するとなっているが、実態は どうなのか。
      →受験者の人数によるが、4~6名選任している。
    • ② 試験問題の、原技協からの持ち出しはあるのか。また、USBメモリ等は使用しているのか。
      →問題用紙を試験会場まで、鍵付きの箱で輸送している。試験問題の変更等があった場合のこと を考え、USBメモリを試験会場に携帯しているが、本USBメモリは、原技協のパソコンで しか開かないようになっており、セキュリティ機能を有している。
    • ③ 試験問題委員への試験問題レビューはどのようにしているのか。USBの介在はないか。
      →USBの介在はない。紙ベースで送り、コメントを頂く。レビュー反映版の再レビューは、パ スワード付きのメールで送受信を行い、セキュリティに配慮している。
    • ④ 口答試験の「問題理解力/説明能力」の配点は、どのようにしているのか。
      →質問に対する期待回答、回答姿勢等により、試験委員の協議で配点している。
    • ⑤ 講習の評価結果については、本人に通知しているのか。
      →受験者全般に係わるコメントについては、各原子炉設置者に通知している。また、希望する原 子炉設置者には、講習レポートを送付している。なお、講習レポートの課題はホームページで も公表している。
  5. 平成23年度運転責任者判定業務実施状況について
    事務局より報告を行った。
    主な意見は以下の通り。
    • ① 何をもって難易度2を適切としているのか。
      →→問題の難易度は、1を易、2を適切、3を難としており、難易度2は、難しさの指標が中程度 であり、適切と判断している。
    • ② どんな問題に誤解答が多いか。
      →公表していない新規の問題や公表問題に重要な変更を加えた問題に誤りが多い。
    • ③ 新規の問題や公表問題に重要な変更を加えた問題数は、BWR、PWRで違いがあるのか。
      →BWR、PWRとも、同じ割合で出題している。
    • ④ 23年度のBWR、PWRの受験者数は何人か。
      →BWR34名、PWR16名である。
    • ⑤ BWR、PWRの問題で、どちらが難しいかわかる人はいるか。
      →両方受験する人がいないので、わかる人はいないと考えている。BWR、PWRで共通化可能 なものは、共通問題として出題していくようにしている。共通問題をBWR、PWRの試験問 題WG、試験問題委員が検討していく過程のなかで、共通問題以外も難易度が是正されていく ものと考える。(試験問題の共通化は良いこととの評価があった。)
  6. 日本原子力技術協会 中長期ビジョンについて
    成瀬理事部長より、日本原子力技術協会 中長期ビジョンについて説明した。
    • ① 福島第一発電所の事故を受けて、原子力発電所の安全・信頼性向上を目指した原技協のある べき姿、原技協の電事連新組織設立準備室への協力状況、電事連新組織設立準備室での議論の 状況、米国の原子力産業界の体制等について、多くの質疑応答が行われた。
    • ② その他、M9の地震を見込んだ、安全基準に対する方向性、各発電所の緊急時の電源対策 代替給水対策の実施状況、テロ対策等について、多くの質疑応答が行われた。

以上