(独)日本原子力研究開発機構 敦賀本部高速増殖炉研究開発センター(もんじゅ)にて第129回安全キャラバンを実施
平成24年1月20日、福井県敦賀市にある(独)日本原子力研究開発機構敦賀本部高速増殖炉研究開発センター(もんじゅ)において、第129回安全キャラバンを実施しました。
ワークショップ
原子力機構の社員、及びもんじゅで業務に従事されている協力会社の社員61名が出席されました。
今回はダイナミックヒューマンキャピタル(株)代表取締役 中村 文子 様をお招きし、 『印象に残る効果的なコミュニケーションスキル』~ 参加者主体のコミュニケーション手法を体験するワークショップ ~
と題してワークショップを実施いたしました。
ワークショップを通じて、朝礼、終礼、作業指示などにおけるコミュニケーションについて体験を交えながら学び、現場での実践について考察・検討することにより更なるコミュニケーションの向上を図ることを目的としました。
ワークショップの内容
(1)手法体験の概要
「参加者主体」の運営には、参加者の方々に積極的に学習に関与していただくことが前提であり、参加者全員へのグループ内での役割分担、他グループの人とのコミュニケーションなどを通して「参加者主体」のクリエイティブトレーニングテクニックを体験していただきました。
ワークショップの様子
- (2)ワークショップの概要
1.効果的なオープニング
・朝礼などの会合に参加した際に会合へ関心を集中する
・緊張を取り除きリラックスし集中できる環境をいかに作るか
2. 効果的なクロージング
・朝礼などの会合で聞いた内容を自分の仕事にどう活かすか考える
・前向きな雰囲気で終わる
3. 学習したことを記憶に残す方法
・朝礼などの最初と最後を大事にする
・記憶の仕方(書いて覚える、リピートする、関連付けるなど)
・記憶は時間と共に薄れる、繰り返しの学習が効果的
4. 「参加者主体」の主要概念
・ 理解力を保ちながら集中力を保つ限界がある
・ 記憶にとどめながら集中力を保てる限界がある
最後に、講師から「職場で実践しよう」と思うことを各自取り上げるとともに、午前中しか参加できなかった人に午後の内容をぜひ伝えて欲しいとのメッセージが出された。

ダイナミックヒューマンキャピタル(株)
代表取締役 中村 文子 様
ワークショップ終了後のアンケート
●自分の行ってきたコミュニケーションの仕方について本当に適切だったか考えるきっかけとなった。より大勢の人達、特に職位の上の人ほど受講すべきと思う。
●グループミーティング、部下への指示において、覚えていて欲しいことなどどの様に話をするか役立つ。
●現場で指示を明確に行えることによりプラントを安全に運転できる可能性がある。
●終わってみると、とても多くを学ばせて頂ました。すぐ使えるテクニックばかりで有用だと感じました。
などのご意見・ご感想をいただきました。
以 上