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○ 国内情報に関する文書発行状況

 通知5件
(原子力の安全性の観点から検討が必要となる事象ではないが、運転継続信頼性の観点から水平展開が必要な事象または繰返事象の再発防止の徹底を図る必要がある事象)

No. 発行日 件 名 概 要 電力の対応状況(2006.9.30時点)

2005.6.17

 

給水系の弁の点検について 原子炉起動時に生じる温度変動に伴う、弁蓋・ボルト等の熱膨張/収縮差により、給水系逆止弁の弁蓋/弁箱の接続部ににじみが発生しました。
本事象はBWR原子力発電所に共通して起こりうる事象と考えられることから、同様な事象が発生する可能性および対策の要否を検討するよう通知しました。
【BWR電力対象】
 原子炉起動時の温度変動に伴うガスケットの面圧低下による漏えい対策として、適切な締め付けトルク管理及び起動時の漏えい確認を検討中の1社を除き、実施済みです。

2005.8.17

 

サンプリングノズル折損の確認について

配管内の流体による共振およびノズル付け根部に発生する高応力による疲労亀裂の進展により、給水系サンプリングノズルの折損事象が発生しました。
本事象は各発電所で起こりうる共通事象と考えられることから、類似箇所の有無を確認し、再発防止の徹底を図るよう通知しました。

 サンプリングや温度測定等のノズルの折損対策として、日本機械学会の「配管内円柱状構造物の流力振動評価指針(JSME S012-1998)」に基づく影響評価が行われ、再発の可能性がある箇所について、定検で対応済み、或いは至近の定検で対応する予定です。

2005.12.14

 

高浜4号機非常用ディーゼル発電機の過速度トリップに係る通知について

運転中の定例試験にて、非常用ディーゼル発電機の調速装置の不調により、過速度トリップが発生しました。また、その兆候は前回の定期検査時の起動試験で現れていました。
本事象は各発電所で起こりうる共通事象と考えられることから、起動試験での兆候を把握し、再発防止の徹底を図るよう通知しました。

 過速度調速機の異常対策として、兆候ベースで監視すべく、非常用ディーゼル発電機の最大到達回転数の管理基準を設定し、要領書へ反映済み、或いはその方向で検討中です。

2006.10.27

 

放射線管理区域への装備品の未着用での入域に係る通知について 放射線管理区域へ装備品未着用で入域した事象が繰り返し発生しており、電力に対して注意喚起を行ってきました。
しかし、同一発電所で対策が不十分なため同様な事象が発生したことから、当該電力に対して、より有効な対策を検討し再発防止の徹底を図るよう通知しました。
次回(2007.3)確認予定

2006.10.27

 

2次系補給水に1次系補給水(再生水)が混入する事象に係る通知について 放射性配管※1と非放射性配管※2がつながっている設備及び非放射性設備に関する保守・点検作業において、2次系補給水に1次系補給水(再生水)が混入した事象が繰り返し発生しました。
本事象は各発電所で起こりうる共通事象と考えられることから、類似事象が発生する可能性の有無を検討し、再発防止の徹底を図るよう通知しました。

※1 PWR:1次系補給水配管等
    BWR:復水、補給水系配管等
※2 PWR:2次系補給水配管等
    BWR:純水、脱塩水配管等
次回(2007.3)確認予定
事象についての詳細情報は件名をクリックすると参照できます。    


○ 海外情報に関する文書発行状況

 通知1件
(原子力の安全性の観点から検討が必要となる事象ではないが、運転継続信頼性の観点から水平展開が必要な事象または繰返事象の再発防止の徹底を図る必要がある事象)

No. 発行日 件 名 概 要 電力の対応状況(2006.9.30時点)

2007.1.9

 

周辺土壌への液体放射性物質流出による地下水汚染防止 米国原子力発電所において、公衆の健康に影響を及ぼさない濃度ではあるものの、トリチウム等の液体放射性物質が所定の放出経路を経由せずに周辺土壌へ流出したことに鑑み、これまで国内原子力発電所では同種の事例は報告されていませんが、信頼性確保の観点から必要な対応措置を検討するよう電気事業者へ通知しました。 次回(2007.3)確認予定

 提言5件
 (原子力の安全性及び信頼性に重要な影響を及ぼす可能性のある事象)

No. 発行日 件 名 概 要 電力の対応状況(2006.9.30時点)

2005.6.17

 

安全系回路の故障について 米国原子力発電所において、安全系回路のロジックカードの故障により誤信号が発生し原子炉が自動停止した事象に鑑み、現状で直ちに安全上の問題となるものではないと考えておりますが、各電力会社に対し、同種不具合について注意を促すよう提言しました。  ウィスカの発生防止対策として、設備設計への反映、同型式のリレーを使用しない、絶縁保護コーティング施工等の対策品への取替え等の対応済み、或いは新たな対応について検討中です。

2005.8.18

 

臨界計算コードの形状モデリングについて

臨界計算コード(Keno-V.a)の形状モデリングで誤差が生ずる場合があるとのNRC情報に鑑み、現在の電力会社等の当該計算コードの使用状況を調査した結果、問題ないことを確認しておりますが、各電力会社および関係事業者に対し、今後、当該計算コードを使用する場合は注意を促すよう提言しました。

 当該計算コードを使用する場合の注意について、周知済みです。【完了】

2006.2.8

 

安全系配管・機器へのガス混入防止

米国原子力発電所で過去に安全系にガスが混入してウォーターハンマー等が発生した事例が報告されていることに鑑み、国内発電所では設備が適切に維持管理されており直ちに問題となるものではないと判断しておりますが、高圧ガスが存在する系統からの弁のシートリークによるガス滞留の可能性について注意を促すよう提言しました。

【PWR電力対象】
 起動時に適切な空気抜きを実施済み、或いはその方向で検討中です。

2006.3.31

 

安全系機器室の上部ハッチからの溢水 米国原子力発電所において、安全系機器室の上部ハッチを通って安全系機器室に水が流入した事例が報告されていることに鑑み、国内発電所での安全系機器室の上部ハッチの水密性等について検討するよう提言しました。  安全系機器室の機器ハッチ/床プラグの開口周辺への堰の設置、漏えい検知装置の設置、シール処理等を実施済み、或いはその方向で検討中です。

2006.5.17

 

安全系電動ゲート弁の圧力ロッキング・熱固着 安全系の電動ゲート弁が圧力ロッキング・熱固着する事象に対し、米国NRCは、その可能性を検討、評価のうえ必要があれば是正措置をするよう、米国原子力発電所に要請しています。本事象に対し、国内の電気事業者は自主的に対応をしてきていますが、その状況を把握するため代表プラント(9基)について調査を実施しました。その結果、圧力ロッキング・熱固着の可能性がないことを確認しましたが、プラントにより設計や運用に相違があることを考慮し、代表プラント以外についても同種事象が発生する可能性がないことを確認し、必要に応じて対策するよう提言しました。  圧力ロッキング・熱固着の可能性については検討中です。なお、2社が検討済みです。
 また、必要に応じて設備面の対策を検討します。
                                               

                                                                         

 

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