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三菱原子燃料株式会社 に対する
相互評価(ピアレビュー)結果の概要について

2005年 3月10日
N S ネ ッ ト

 NSネットでは、2005年1月12日(水)から1月14日(金)までの3日間にわたり、三菱原子燃料株式会社に対して相互評価を実施しました(概要は下記の通り)。


1.対象事業所 (所在地)
 三菱原子燃料株式会社(茨城県那珂郡東海村) 

2.事業所の概要
 三菱グループでは昭和29年頃から原子力の開発研究を始め、昭和46年12月三菱金属(株)(現、三菱マテリアル梶jと三菱原子力工業(株)(現、三菱重工業梶j両社の原子燃料部門を統合し、わが国初の加圧水型軽水炉用燃料の一貫製造メーカーとして三菱原子燃料(株)を設立した。三菱原子燃料(株)では、原料の低濃縮六フッ化ウランの転換加工から最終製品である燃料集合体を製造し、昭和47年以降現在までに関西電力(株)、九州電力(株)、四国電力(株)、日本原子力発電(株)、北海道電力(株)各社の原子力発電所向けに納入している。

3.レビューチームの構成及びレビューの方法
Aグループ: 中国電力株式会社、原燃輸送株式会社
(レビュー分野 : 組織・運営、放射線防護)
Bグループ: 北陸電力株式会社、NSネット事務局
(レビュー分野 : 教育・訓練、運転・保守、特定評価項目)

レビュー方法:上記分野について、現場観察、関係者との面談および書類確認



三菱原子燃料株式会社


レビュー状況

4.レビュー結果
(1)主な結論
今回のレビュー結果を総括すると、原子力安全の面で直ちに改善措置を施さなければ、重大な事故の発生に繋がるような項目は見出されなかった。
会社の方針等に原子力安全を最優先することを掲げており、これらに基づき幅広い安全活動に取り組んでいる。また、関係会社と一体となって安全確保を図る職場風土が醸成されている。さらに、コンプライアンス相談窓口の設置や定期保安教育に合わせたコンプライアンス教育等により、コンプライアンスの徹底に取り組んでいる。
今後も現状に満足することなく、なお一層の安全文化の向上を目指して更なる自主努力を継続していくことが望まれる。

(2)良好事例及び改善提案
 今回のレビューにおいて、NSネットの他の会員さらには原子力産業界に広く紹介されるべきいくつかの良好事例を見出した。一方、安全文化の更なる向上に役立つものとしていくつかの提案を行った。

 良好事例*1と改善提案*2の一覧は次のとおり。

○良好事例
レビュー分野 良好事例の概要
組織・運営
定期保安教育、モラル教育、改善提案等を関係会社社員と合同実施することによる一体感の醸成
教育・訓練
継続的な教育・訓練課題の改善活動
特定評価項目
不適合実事例等の整理・活用による多角的かつ効果的なヒューマンエラー防止活動の実施
 

○改善提案
レビュー分野 改善提案の概要
組織・運営
モラル教育方法の更なる充実
教育・訓練
「倫理・コンプライアンス」教育の教育体系への確実な取り込み
運転・保守 
「Know Why活動」にて整理された技術知見の将来への伝承方法の改善
 

5.相互評価報告書
相互評価報告書本文及び参考図は、こちらをご覧下さい。

相互評価報告書本文(PDF形式: 157KByte)
参考図

以 上



*1 良好事例
 当該事業所の安全確保活動のうち、的確かつ効果的で独自性のある手法を取り入れている事例であって、NSネットの会員さらには原子力産業界に広く伝えたい、優れた事例を示したもの。

*2 改善提案
 原子力の安全性を最高水準へと目指す視点から、原子力産業界でのベストプラクティスに照らして、当該事業所の安全確保活動をさらに向上・改善させるための提案などを示したもの。そのため、現状の活動が原子力産業界の一般的な水準以上であっても、改善提案の対象として取り上げる場合がある。

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