- 主配管、主要弁、ポンプなど重要な部位、項目が点検リストから漏れていた場合
- 管理区域内において、放射性物質が機器の故障、誤操作等により漏えいした場合(エリアモニタ、ダストモニタ等の放射線モニタの指示値が有意に変動した場合、管理されていない状態で漏えいした放射性物質に含まれる放射能量が3.7×106Bqを超えるおそれがある場合)
例・原子炉水位用計装配管貫通部修理で安全処置のミスにより漏えい(堰外、145リットル、3.5×106Bq)
・原子炉冷却材浄化系ポンプ入口配管フランジ部の漏えい(堰内、20cc、ダスト放射線モニタの有意な指示値の上昇)
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炉内(炉内に持ち込まれる可能性がある場合を含む。)、使用済み燃料プール、サプレッションプール等での異物発見、回収があり、異物の発生状況やルースパーツの観点から、他社に注意を喚起すべき場合
例・主蒸気ラインプラグ取り外し作業中にチェーンリングが炉内に落下
・給復水系のサンプリングノズルが折損
・高圧炉心スプレイ系スパージャノズルのデフレクタが脱落
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プラント運転及び運転継続に影響を及ぼす可能性がある機器に異常(動作不良、停止、損傷など)が発生した場合
ただし、消耗品交換や増し締めなどの簡易な点検、補修で対応可能な場合は除く
例・蒸気発生器圧力伝送器のコンデンサの絶縁抵抗低下に伴い、圧力指示変動「工安系パーシャル作動」警報発生
・高圧注入系の定例試験時に微量な蒸気漏えい
・タービン動原子炉給水ポンプのハウジングの一部が損傷
・余熱除去クーラ下部フランジボルトの締め付け不足により微量の漏えい
・給水加熱器出入口水室仕切りふたの締付けボルトが、締付け不足により脱落
・タービン動主給水ポンプ用ブースターポンプ出口配管と給水配管接続部が溶接欠陥により漏えい
・接地線を使用しない誤った設計となっていたため、主要変圧器フランジ部より漏えい
・原水タンクを空気の取入口が無い状態で水抜きしたことにより、タンクの一部が変形
・給水逆止弁の弁蓋・弁箱とボルトとの熱膨張・収縮の追従差により、フランジから極微量のにじみ
・原子炉冷却材再循環ポンプ メカニカルシールのシール機能の低下
・低圧タービンのグランド蒸気がフランジ面に浸入し、パッキン効果が薄れ漏えい
・タービン潤滑油ドレンガード管の振動等により経年的に疲労し、当該管のサポートパイプ閉止栓からにじみ
・原子炉給水ポンプ メカニカルシールのシール機能の低下
・給水系のドレン配管取付座の高サイクル疲労により漏えい
・非常用ディーゼル発電機の定例試験時に調速装置の不良により過速度トリップ
・雨水で碍子が絶縁低下し、非常用母線の地絡・短絡発生
・タービン動主給水ポンプ保安装置試験にて、遮断子押さえバネの欠損により過速度トリップ装置の動作不良
・非常用予備発電装置機能検査にて、片系の非常用ディーゼル発電機が始動空気制御弁の動作不良により起動失敗
・原子炉冷却材浄化系ポンプ出口逆止弁のロッド位置調整用ワッシャの損傷
・主給水ポンプの増速機に異音が確認され、分解点検の結果、歯車に浸透探傷検査指示
・給水逆止弁のスピンドルワッシャが流体振動により損傷
・燃料取替機のクレーン垂直方向位置検出器の伝達軸破損により位置検出できず、使用済燃料プール底面に着座
・タービン駆動給水ポンプグランド蒸気排気管エルボ部、復水ポンプミニマムフロー配管オリフィス下流部等のエロージョン
・給水加熱器ドレンタンク常用水位調整弁とレデューサ溶接線部のエロージョン・コロージョンにより漏えい
・可動小型中性子束検出器1本の所在不明に係る調査のため、原子炉起動を一時延期
・主タービンの非常用調速機油圧トリップ試験で、動作油供給ラインノズルの位置ズレにより過速度トリップ装置の動作不良
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放射線管理、放射性廃棄物管理上の不適合が発生した場合
例・放射線監視機能や計測機能が監視、計測不能になる可能性がある場合など機能に影響がある場合
・放射線業務従事者の計画外の被ばくがあった場合
・放射性物質の内部取り込みがあった場合
・放射線管理区域(飛び地、一時的な放射線管理区域を含む)への入退域を、手続きをおこなわず実施した場合
・放射線業務従事者が管理区域へ10時間を超えて入域した場合
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